檻に近付くほうが悪い? サーカスのライオンに襲われ女性が大怪我
サーカスの動物は慢性的にイライラしているもの。むやみに近づくほうが危険だ。
■そもそもの責任の所在
女性はその後、自らの名を「アリョーナ(Alyona)」とだけ示し、開催地ほかの情報はいっさい明らかにせず、痛々しい写真を添えてメディアに被害を暴露した。
サーカス一座のスタッフは「治療費の支払いは約束する」と言ったが、次のサーカス開催地に移動した途端に知らん顔をするようになったといい、今は狂暴なライオンより一座の責任者に怒りを感じるとしている。
だが、同サーカスの総責任者がこれについて反論を始めた。当時その女性は酒を飲んでおり、「獰猛な動物がいるため進入禁止」と示された区域に自ら入り込んでいたためだ。
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■食い違う両者の言い分
自らフラフラとライオンの檻に近づいた女性を強く批判するサーカスの一座。また、複数のスタッフが連日彼女の病室を見舞ったのに「知らん顔」とはひどいと主張している。
さらに、「医療費は支払うから警察には黙っていて」という一座側の要求に同意しておきながら、彼女が「誠意なし」と早々に判断してメディアに暴露したことに対しても激怒している。
とはいえ、病院からの請求がある度に送金するのか、それともすべての医療行為が完了したらまとめて送金するのか、そのあたりの説明がおろそかだったことには非がありそうだ。
責任の所在から医療費の負担まで加害者と被害者が大きく揉めてしまった今、この件については警察の介入が検討されている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)