「#がんばれ京急」ユーザーから絶大な信頼 復旧へ激励相次ぐ

5日に発生した、京浜急行の脱線事故。原因究明と復旧作業が進められる中、「#がんばれ京急」というハッシュタグが誕生。

2019/09/06 05:00

京浜急行・京急

5日午前11時40頃、横浜市神奈川区亀住町にある京急本線の踏切にて、青砥発、三崎口行きの下り快速列車とトラックが衝突する事故が発生。トラックを運転していた会社員の男性が列車の下敷きになり死亡。列車の乗客乗員33人が軽症を負った。

事故原因の究明や復旧作業が進められる中、インターネット上では「#がんばれ京急」というハッシュタグが流行し、復旧へ向けて激励のメッセージが寄せられている。



 

■トラック運転手の男性が死亡

報道によると、列車は神奈川新町を通過した直後、踏切内でトラックの左側面に衝突。トラックは炎上したが間もなく鎮火し、列車に乗っていた500人の乗客が線路に降りて避難したという。

京急電鉄広報は、しらべぇ取材班に対し「電車の運転士は、手動で急ブレーキをかけたが間に合わなかった」とコメント。事故の影響で、京急線は京急川崎-上大岡駅間で上下線とも運転を見合わせ、6日夕方の運転再開を目指して復旧作業が進められている。


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■「#がんばれ京急」タグが流行

ツイッター上では、犠牲者を悼む声や負傷した人々の回復を願う声とともに、「#がんばれ京急」というハッシュタグが誕生。同社に絶大な信頼を寄せる京急ユーザーや鉄道ファンから、復旧に向けて激励のメッセージが相次いでいる。

しらべぇでも既報のとおり、京急電鉄は脱線などの安全対策として、先頭車両には重量のある電動車を配置していることも、大きな話題になった。


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■地元ファン「心配せずにはいられない」

なぜ、京急電鉄がここまで愛されているのか…。しらべぇ編集部では、鉄道ファンで現役京急ユーザーでもあるAさんに話を聞いた。

Aさん:大都会の過密路線にも関わらず、独自のアナログな運行方法で全国的にもファンが多い鉄道会社です。とくに子供の頃からの憧れで入社した方が多く、地域に根差した企業で地元からも絶大な信頼があります。


時刻が乱れたときでも行き先を変更したり臨機応変な対応から、さながら人間味あふれる私たちと同じ赤い血液が走っていると言っても過言ではありません。ですから、何か事故が発生すると、多くのユーザーが文句を言うどころか心配をしてしまう訳です。


大声で点呼しながら猛進する運転士さん、子供に手を振る車掌さん。そんな優しい人が動かす温かい機械の雰囲気が感じられる赤い電車、だからいざというとき、がんばれ京急と言えるのです。


Aさんの話からも、日々の真摯な対応が、利用する人々から絶大な信頼を得てきたことがわかる。

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(文/しらべぇ編集部・越野 真由香

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