『あなたの番です』を“人を疑うことを知らない心の綺麗な女子”が観た結果

熱狂的な支持を集めつつも、2クールにわたる放送のため見逃した人も多そうな『あなたの番です』。人を疑うことを知らない心の綺麗な女子大生に観てもらって、感想を聞いていった。

2019/09/07 05:00


 

■第11~13話:手塚翔太のキャラソン

(ストーリーの流れ)菜奈の死後、マンションに新しい住民・二階堂(横浜流星)がやってくる。大学でAIを勉強しているという彼に、翔太は事件の犯人を一緒に探すように頼む。そんななか、犠牲者の1人・袴田吉彦(袴田吉彦)を殺した犯人がここに来て判明。そして、ここで新しい住民・南(田中哲司)が登場。部屋にカメラを仕掛け、住民に事件のことについて聞いてくる南。行動が怪しすぎる…!

Aさん:あんなに人を殺しといて13話でやっと1人犯人がわかるんですね……というか、まず人が殺されてばかりのマンションに引っ越してくるのがスゴすぎだし、不動産会社には告知義務があるから、当然知っていたワケですよね? 私が一人暮らしするとしたら、そういうの絶対教えてもらわないと夜寝れない……。

それに、新しくきた人に一緒に犯人を探して欲しいっていうのも図々しいな……と。だからこそ、大学の勉強(しかも理系)も大変なはずなのに、犯人探しをボランティアでしてくれる二階堂は、イエス・キリスト並みの心が広い方なのではないかと思いました。このマンションの住民はみんなこの人を見習うべきですよ…。

それと、『反撃編』に入ってからずっと気になっていたんですけど、挿入歌がシリアスなシーンで流れると若干戸惑ってしまいますね。『100万人が涙する恋愛映画のテーマソング』って感じなのに、たぶんこの『あな番』ってミステリーというより、パニックホラーですよね……? みんな、この曲が流れると感動するのかな……? あれ、笑うのが正しい反応……??(かなり錯乱)

(記者の感想)田中圭の『会いたいよ』は楽曲そのものはたしかにいい曲であるものの、流れるタイミングや、名義が手塚翔太であることに記者も戸惑っていたため、Aさんの反応を内心嬉しく思う。名義が手塚翔太なのは、アニメで言うキャラソン的な立ち位置なのだろうか。花澤香菜ではなく千石撫子、みたいな感じなのだろうか。『恋する惑星』ではなく『恋愛サーキュレーション』なのだろうか。


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■第14~17話:ビス打ち死する刑事

(ストーリーの流れ)地域の夏祭りの夜、監禁されていた少年・総一が、以前マンションに住んでおり、殺人事件があった後すぐに引っ越した幼稚園児・そらを殺そうとする。さらに事件当初から一緒に犯人を追っている美人女子大生・黒島(西野七瀬)が何者かによって電車のホームから突き落とされる。犯人は黒島の高校時代からのストーカー・内山達生(大内田悠平)。さらに、真相に近づいたと思われる刑事・神谷(浅香航大)までもが、アキレス腱を切られたうえビスを全身に打たれて殺害されてしまう。そして、なぜか数年前の高知での少女殺害事件とも関連している雰囲気も……。

Aさん:この少年、サイコパスすぎますよね……ますます気持ちが悪いです。そして、また刑事さんの殺され方が、「全身ビス打ちされて死ぬ」っていうので、本気で鳥肌立ちました。その瞬間はたぶん、人間より鳥に近かったと思うくらいに……観ているこっちまで「痛い!」と思っちゃいましたね。何でみんなが平然といられるか理解ができません。この作品を作っている人は、よくこんな酷いことを発想できるなと思いました。私が一人暮らしする場合は……(錯乱しすぎて言葉が出てこない)

(記者の感想)ビスで脳裏に森泉が浮かんでしまった記者だったが、バラエティ番組はまったく観ないAさんには話せないなと思う。そして、彼女の人生から「一人暮らし」という選択肢を奪ってしまったのではないか? と、ここに来て若干不安になり始める。(たぶんもう遅い)

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■第18~19話:緑色の毒霧
ドラマ日本テレビ田中圭西野七瀬木村多江あなたの番ですあな番
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