ツルならぬ「カラスの恩返し」 女性宅の窓辺に贈り物が届く

嫌われがちなカラスだが、じつはヒトの義理人情に似た「心」も備えていたようだ。

2019/09/07 12:00


 

■「その気持ちが嬉しい」と女性

餌をもらったカラスは、爪やくちばしにあれこれとはさんで再び飛んできては、それを置いて去っていく。シャンパンボトルのキャップ、グミ、カラフルで美しい石、骨、ナッツ、古い電子部品など、巣作りとは関係のないこまごまとした物ばかりだ。

どれも価値はないが、女性は「餌へのお礼ということなのでしょう。その気持ちがとても嬉しいです」と話し、カラスからの贈り物は棚にきれいに並べて飾られている。


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■カラスとヒトの家族はそっくり

動物専門サイト『The Dodo』とのインタビューで、女性はカラスたちが2つの家族に分かれていることを悟ったとして、こんなことを話している。

「挙動をよく観察するうちに、カラスの家族が人間の家族とそう変わらないことに気づきました」


「オスとメスが長期的な関係を大切にし、核家族となって1羽か2羽の子を育てているようなのです」


「両親は子に積極的に物事を教え込んでいるように見えます。どこに餌があり、どんな風にゲットすればよいのか、などを親から教わっているようです」


やはり、カラスの知能の高さは親の教育によるものなのだろう。「カーカー」以外にもなかなか複雑な鳴き声を聞かせるカラスたち。その種類ごとに目的が異なると説く専門家も多い。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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