「カンニングは許さん」と高校教師 生徒の頭に段ボール箱かぶせる
監視の目を盗んで行われるカンニング。こうでもしなければやはり防げないのだろう。
カンニングをはじめとする不正行為に苛立ち、なんとか実力勝負のテストを実現させようと常々頭を悩ませている教師たち。こんな奇策を実行した高校教師がメキシコにいた。
■不正行為をやめさせたい教師
メキシコ・トラスカラ州にある、州立カレッジ・オブ・バチェラーズ/エル・サビナル01キャンパスという高校から、驚きの写真がSNSに流出し、世界に向けて拡散中だ。
生徒たちがたびたびテストでカンニングをしていることに苦悩していたルイス・フアレス・テクシス(Luis Juárez Texis)さんという男性教師が、このたび行われたテストの前に、意外なモノを大量に準備しておいたのだ。
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■教室には山積みの段ボール箱
テストの当日、テクシス先生は開始前に「全員この段ボール箱を頭にかぶってください」と指示した。段ボール箱には2つの穴が開いており、そこからは自分の答案用紙しか見えないようになっていたという。
学校から帰宅した我が子からその話を聞いた保護者らは、「子供たちの人権を無視した屈辱的かつ暴力的な行為だ」と激怒。地元から州、国に至るまで教育関連の各当局に苦情を申し入れ、その教師の解雇を求める訴えを起こした。