娘2人を刺した母が殺人未遂の容疑で逮捕 児相は「何回訪問したかは言えない」

児相も虐待を認知して警察も警戒していた矢先だった…

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2019/09/07 09:40

泣く少女
(Sasiistock/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

児相や自治体の不適切な対応の結果、虐待で最悪の事態に至るケースが相次いでいる。今回は、埼玉県でそれが起きた。しらべぇ取材班は、埼玉県警、越谷児童相談所を直撃した。


 

■娘2人を刃物で突き刺した

埼玉県警吉川署は6日、午前8時53分に北葛飾郡松伏町に住む無職の女(36)を殺人未遂の容疑で、現行犯逮捕した。

容疑は、女は同日午前7時30分頃、自宅で殺意を持って娘である4歳女児と3歳女児の身体を刃物で突き刺し、娘2人に全治不明の傷害を負わせたにとどまり、殺害の目的を遂げなかったもの。

調べに対し、女は「生きているのが嫌になった。子どもが望んだ人生を歩ませてあげられない」などと容疑を認め、心中を図ろうとしたという趣旨の供述をしている。

同署によると、今年5月に夫から警察に対し、「妻が娘を虐待しているのではないか」という相談があり、警察が児童相談所に書面で通告し、警戒していたという。


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■児相は何度も訪問していた

松伏町を管轄する越谷児童相談所の副所長は、しらべぇ編集部の取材に対して、「この家庭には、何度も訪問していたが、具体的な回数は言えない」と述べた。

そして埼玉県では、休日・夜間の虐待通報ダイヤルを設けているが、その回線が1回線しかなく、通報が集中し度々繋がらない状態になっていることが、取材で分かった。

しらべぇ編集部も35分間繋がらないことがあることを確認。このダイヤルは、埼玉県の非常勤職員が対応にあたっているという。

越谷児童相談所の副所長に、この件について尋ねたところ、「それは知らなかった。繋がらないことがあるということを初めて認識した」と答えた。


■普段からの虐待を疑う声

ネット上では、夫が警察に相談するぐらいだから、日常的に虐待があったはずとの声があがっている。

「夫が警察に相談するくらいだからね。普段から虐待をしていたのでしょう」


「立派なお宅なのに」


「母親は精神的に何かあったとしか思えません」


「3歳と4歳の子が望む人生って何? 少なくとも殺されることではない」


これだけ各地で虐待による、最悪な事件が発生しているにもかかわらず、児相の職員や自治体の担当職員に、危機感がなさすぎると言わざるを得ない。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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