「意地でも捨てたくない」 食品廃棄に罪悪感を感じる人はどれくらい?
スーパーやコンビニ、家庭などで食品が廃棄されている現状があるが、実際に罪悪感を感じる人はどれくらいいるのだろうか。
2019/09/09 08:40
ヴィーガンだろうが肉オンリーだろうが、人は食べないと生きていくことができない。
一方で、スーパーなどで夜遅くになると、弁当などが割安で売られ、残ったものは廃棄されているのも現実だ。そうした食べ物が捨てられていくことに罪悪感を感じる人はどれくらいいるのか。
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■食品廃棄に罪悪感を感じる人が多数
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の66.2%が「食べ物を廃棄することに罪悪感を感じる」と回答した。
コンビニなどで大量に目にする食品廃棄物の報道、増税なども控え財布の紐が引き締まっていることも背景にありそうだ。
なお、男女別では男性61.3%、女性70.6%。女性のほうが少し高い結果に。料理や普段の買い出しを女性のほうが一般的に積極的に行っていることからこのような結果となったのかもしれない。
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■男女年代別では
さらに、男女年代別に見ると、40・50代女性が8割近くと全世代の中では比較的高い結果に。
世間的に主婦層であるこの世代。日頃の家事をしているからこそ、高い結果となったのだろう。
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■意識改革を促す声も
ネット上では、食品廃棄について消費者から気づいた変化を指摘する声や意識改革を促す声があがっている。
「スーパーといえば近所のイオンではここ最近、遅い時間(夜20時~頃)に惣菜類が大量に並べてあることが無くなった気がする。早めに売り切る努力をされてるんだとしたら良い傾向じゃないかな」
「フランスの様に小売業、飲食業に食品廃棄ゼロを義務付ければ全国的に広がる可能性はある。日本の場合は農業も廃棄ゼロが望ましい」
「農学の分野出身者として、食品廃棄物だけは意地でも出したくないので、大量の野菜を一週間で食べきってやる」
10月に消費税を10%に上げると公言している安倍首相。消費者の購買意欲の低下が懸念されると同時に、食品廃棄問題への関心が今後も高まるのは間違いない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)