進む「犬税」の導入 歩道の清掃や排泄物の浄化処理費用に充当

犬を飼うのは決してラクなことではない。しかも毎年のように高いお金がかかるとしたら…。

2019/09/10 09:20


 

■犬税の導入が進む欧州

多くの人が犬を愛し、飼うことを楽しんでいるヨーロッパでは、ドイツ、オーストリア、スイス、チェコ、フィンランドなどで「犬税」がすでに導入されている。

最も税金が高いのはオランダのハーグ(デン・ハーグ)市。ここでは飼い主が1匹につき年間1万5,000円近い犬税を収めているそうだ。

また「犬税」にはもう一つ大きな狙いがある。それは飼い主に求められる責任感をあらためて自覚させること。「かわいいから」と衝動的かつ短絡的に犬を飼おうという者が、「でも税金がかかるなら」と思いとどまることが期待されているという。


関連記事:たった1本の間違い電話で犬が安楽死に… 飼い主の悲しみ深く獣医が陳謝

 

■アジアでもその勢いが…

アジアでこうした動きを見せているのが中国だ。犬を飼い始めた時とその後1年ごとに「登録料」を納めるもので、たとえば北京市は初年度登録料を日本円にして約1万5,000円と定めており、2年目以降も7,500円ほどを支払って更新。

さらに驚くのが広東省広州市だ。ここでは犬を飼うと初年度登録料として約15万円を、2年目以降の更新時には約9万円を支払うという。かつては日本にもあった「犬税」。ひょっとしたら再導入ということもあるのだろうか。

・合わせて読みたい→『ブラタモリ』姫路城で可愛すぎるゲストと遭遇 その行動にタモリ感激

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

無料税金散歩スペイン飼い主歩道登録犬税
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング