校外学習でスズメバチに刺されて11名が救急搬送 「ふざけて吊り橋を揺らしたら…」
総合学習の一環で校外の渓谷の吊り橋を渡ろうとしたところ思わぬ事故が…
出雲市の中学校の校外学習で、生徒がふざけた結果多数が救急搬送される事態に陥った。しらべぇ取材班は、原因を探るべく出雲市消防本部と出雲市立南中学校を直撃。
■1名がアナフィラキシーの疑い
出雲市消防本部によると、午前10時59分頃、出雲市立南中学校の教師から「12歳の女子生徒がハチに刺されて呼吸困難になっている」という119番通報が入った。消防車両7台(うち救急車5台)が、現場である出雲市にある渓谷「立久恵峡」に駆けつけた。
生徒33名のうち、11名が市内の病院に搬送され、1名が重症、10名が軽症だった。このうち女子生徒1名がハチに刺されたことで急激なアレルギー反応を起こす「アナフィラキシーショック」とみられる症状を呈していたという。
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■吊り橋を生徒が揺らしたところ…
しらべぇ編集部が、南中学校教頭を取材したところ、この日は総合学習の一環で、午前8時50分にバス1台で1年生33人が学校から車で10分ほどのところにある立久恵峡に向けて出発したという。
遊歩道に渡る吊り橋を、全員の生徒が渡り切る前に、生徒がふざけて揺らしたところ、スズメバチが突然出て来たという。
生徒たちが走って逃げたが、次々にハチに刺された。そして教師3名が同伴していたが、吊り橋を揺らさないように指導は行っていなかったという。重症だった生徒は、病院で点滴を受けた後、自宅に帰宅したとのこと。