中井貴一が恩人・高倉健の想い出語る 「この時計は預かってるだけ」

父・佐田啓二と比べられてきた若手時代の苦悩も告白。

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2019/09/13 10:30

中井貴一

12日に放送された『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)では、俳優の中井貴一を特集。二世俳優としての苦労や、恩人である高倉健との想い出を振り返った。



 

■厳しい母親に「褒めてほしかった」

昭和の名優・佐田啓二を父を持つ中井。しかし、その父は中井が2歳の時に交通事故で他界してしまい、母・益子さんは貴恵と貴一の姉弟を女手ひとつで育てていくことになる。

子供たちに強く生きてほしい一心で、躾にはことさら厳しかったという益子さん。「とにかく手が早い人で、殴られた記憶しかない」と語るほどで、中井が俳優になってからも「俳優としてはまだまだ」「親父の足元にも及ばない」と一切褒めてくれなかったそうだ。

そんな、厳しいながらも時には優しく二人を育て上げた益子さんは3年前に他界。「ずっと母親に褒めてほしかった」という中井は、亡くなる直前の母と二人きりの時、「一回でいいから頭を撫でてくれ」と頼み、泣き崩れてしまったという。


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■二世俳優としての苦悩

俳優になるつもりは全く無かったという中井は、映画『連合艦隊』で松林宗恵にスカウトされ、その道を歩むことを決意。

しかし、収録の現場では「佐田啓二の息子なのに」「佐田啓二ならできていた」「二世俳優はいいよな」などとスタッフや共演者から辛く当たられることも多かったそうで、「全く記憶にない父親のことを言われる」と、若い頃は二世俳優としての苦悩があったことを告白した。

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■高倉健から激励の電話
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