肺年齢「70代」で入院加療中の18歳少年 電子タバコメーカーを提訴

電子タバコは健康のために安心、安全、しかも経済的だからといわれてきたが…。

社会

2019/09/15 18:40

電子タバコ
(6okean/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

世界的にみても流行が勢いを増している電子タバコ。しかしここに来て、「本当に安全なのか」といった声が出始め、米国のトランプ大統領もすでに動き始めている。



 

■呼吸器疾患発症者が続々と

今、電子タバコの危険性について高い関心が集まっている米国。イリノイ州、ウイスコンシン州、カリフォルニア州をはじめ全米14州で電子タバコの喫煙者が相次いで呼吸器系の病気を発症し、死亡例もすでに6件を記録している。

また、米・疾病予防管理センター(CDC)の「把握されている患者は若い世代を中心に計450名。全米の何百万というティーンエイジャーが電子タバコを吸っている」という発表も波紋を広げた。

ドナルド・トランプ大統領は今、特に若者への販売中止を視野に入れ、電子タバコに詳しい専門家との話し合いを進めている。


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■「安全なら」と18歳未満も

そんな中、医師から「肺年齢が70代」と指摘され、入院のうえ治療が続いているイリノイ州の18歳の少年が、このほど電子タバコの大手メーカー『JUUL(ジュール)』、そして販売店を相手に訴訟を起こした。

少年が生まれ育ったのは同州レイク郡のガーニーというのどかな田舎町で、呼吸器系にダメージを与えたものは17歳から吸っていた電子タバコ以外には思いつかないという。

『JUUL』は7割を超える市場シェアを誇る、現在の米国で最も人気のある電子タバコ・メーカー。弁護士は、若者がターゲットかのような派手な宣伝広告を繰り広げたメーカー、そして年齢も確かめずに販売した店の責任は重いとしている。 

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