舞台『刀剣乱舞』劇伴にも参加の新人シンガー・城所葵 今、歌謡曲を歌う理由

シンガーソングライター城所葵がメジャーデビュー! 令和の時代に「昭和の懐かしいメロディー」を歌い紡ぐ理由に迫る。

2019/09/18 08:20


 

■師匠は人気作曲家「manzo」

城所葵

新曲「私はピエロ」をはじめ、城所がインディーズ時代に発表した楽曲の多くを、舞台「刀剣乱舞」の音楽も手がけている人気作曲家、manzoが作編曲を担当している。

実は、城所がシンガーソングライターとして活動を始めた当初より、プロデューサー的な立ち位置でmanzoから楽曲制作のサポートがあったという。「今の私があるのは、manzo師匠のおかげです」と熱く語る城所に、manzoとの出会いのきっかけを聞いた。

城所:もともと、ライブの時に「溝ノ口太陽族」(アニメ『天体戦士サンレッド』OP曲)など、manzoさんが制作された楽曲を歌っちゃうくらいの大ファンでした。地下アイドル時代のある日、神奈川県内のとある駅で偶然manzoさんらしき人物を見かけたんです。


「違っていたら嫌だな」と声をかけるのを躊躇しましたが、勇気を振り絞って「失礼ですがmanzoさんですか?」と尋ねたら「違います」と。まったくの別人でした(笑)。


私にとってあまりにも衝撃的な事件だったので、その日の夜に一連の流れをブログに認めたんです。すると、まさかのご本人からコメントをいただいて、ツイッターもフォローしてくださったんです。


直接、声をかけた人はmanzoさんではありませんでしたが、その出来事をきっかけに本物のmanzoさんにお会いできて、今では「歌の師匠」であり「音楽の師匠」です。私にとって、manzoさんに出会えたことが、ターニングポイントかもしれません。


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■演歌歌手・神野美伽に憧れて

城所葵

地下アイドルを経て「昭和にタイムスリップ」を合言葉に、ピアノ・バイオリン・三味線・お琴を操り、令和の時代に「昭和歌謡と新しい歌謡」を歌い紡ぐ異色のシンガーソングライター城所。

しかし、活動当時はJポップやクラシック、アニソンを中心に歌うなど、音楽の方向性が定まっていなかったという。

城所:シンガーソングライターとして活動し始めた時は、まだまだ模索中で自分のやりたい音楽が全くわからなかったんです。


manzoさんの勧めもあって様々な昭和歌謡を聞くようになった時、私は太田裕美さんや八神純子さんなど、70〜80年代の歌謡曲が好きなことに気がついたんです。


時を同じくして、神野美伽さんの歌う「座頭市子守唄」を耳にする機会があり、「力強くてかっこいい…侍みたい」と衝撃が走って「こんなシンガーになりたい」と憧れました。


その後、演歌の世界にも魅了され、ズブズブとハマってしまって(笑)。気づけば、オリジナル曲も演歌歌謡曲の影響を受けるようになっていました。


今では「古き良き昭和歌謡と演歌を歌い継ぎたい」「私が生み出した新しい歌謡曲を幅広い世代の方に知っていただきたい」という願いから、「NEO(新しい)歌謡曲」というカテゴリーを設けて表現しています。

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■代表曲となる力強い作品に
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