人気サイクリング道に大量の画びょう 管理者は「悪質にもほどがある」と激怒

絶景のサイクリングロードに画びょうを大量に撒いた目的は何…

2019/09/20 16:40


 

■年間約33万人が訪れる聖地

しまなみ海道は瀬戸内海の6島を7本の橋で結んでいる。サイクリングロードは日本初の海峡を横断する自転車道で「サイクリストの聖地」と呼ばれ、昨年の利用者数は約33万人。島内でテントを張って宿泊する客もいるという。

来島海峡大橋のそばにあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」では、保有する650台のレンタル用自転車のうち18台がパンク被害を受けた。

支配人によると、現場でパンクをし、その場所から約1時間半から2時間かけて自転車を押して戻ったサイクリストもいるという。しらべぇ編集部の取材に対して、以下のように答えた。

「パンクの修理には、一台につき1,000円程度かかる。シーズンインで、一日250人~300人の利用客で賑わっており、サイクリングブームに水を差す行為で悪質にもほどがある。許せない」


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■市は被害届を検討中

サンライズ糸山を所有する今治市の担当者によると、現在器物損壊等での警察への被害届を検討しているとのこと。

県警は道交法違反を視野に捜査中。道路交通法第116条は「車両等の運転者が業務上必要な注意を怠り、又は重大な過失により他人の建造物を損壊したときは、六月以下の禁錮又は十万円以下の罰金に処する」と規定(運転過失物損壊罪)。

また、他人のものを壊す等の器物損壊罪の法定刑は、「三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料(刑法261条)」となっている。

いたずらでは済まされない事態であり、犯人の一刻も早い検挙が待たれる。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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