千葉県の観光を巡り「不謹慎論争」勃発 観光協会に話を聞くと…

未だ復興の目処が立たない千葉県。日常に戻りつつあるエリアもあるようだが…。

社会

2019/09/21 17:00

言い争い
(takasuu/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

台風15号の影響で、複数のエリアが被害を受けた千葉県。現在も復興作業が続けられており、完全な停電復旧までは時間を要するようだ。



 

■観光は復興支援に繋がるのか

女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では、被災地の復興協力を巡って議論が起こっている。

「千葉県にあるお店が営業再開したため、復興応援で行ってあげてください」というツイートを見たトピック主だが、「このタイミングで観光へ行くのは現地の人にとって迷惑ではないのか」という思いもあるようだ。

しかし、営業を再開したものの集客率が悪いと店側が痛手を受けるのも事実。どういうスタンスをとるのが正しいか意見を募っている。


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■意見は真っ二つに

現在も、ボランティアスタッフや電力会社の社員が全力で復興に当たっている千葉県。そのため、観光で向かうと「邪魔になるのでは」という意見の人が多く…

「ボランティアならともかく、観光で行ったら不謹慎て言われそう」


「もう少し待ってから観光に行けば良いのでは?」


といった声が上がっていた。しかし店側の思いを汲んだ意見も多く…

「お店が営業再開してるなら、買い物するだけでも立派な支援になると思う」


「不謹慎かどうかを気にしていたら何も行動できなくなるよ。自分がどうしたいかが大事でしょ」


など、トピック主の背中を押す声が多数寄せられていた。


■現地の観光協会からは…

しらべぇ編集部では、台風被害が特に大きかった千葉県・館山市の『館山市観光協会』に内情を聞いてみる。

協会員:観光目的で来て頂けるとのは大変ありがたいことです。ただし観光・宿泊施設は営業再開できていない場所が多く、宿泊施設も工事関係の業者さんが優先されている状況です。


お店側も急ピッチで復興を行なったため、現時点では100パーセントのおもてなしができません。観光目的で館山市に来てガッカリされないためにも、今はまだ本調子でないことを念頭に置いて頂ければと思います。


災害が起こると、ちょっとした言動が「不謹慎」と認定されてしまうケースは珍しくない。少しでも復興の援助となる手段を見つけたら、周囲の評価を恐れずに実践すべきだろう。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ