
高齢者の運転による車の事故が問題になっている昨今。運転免許証の返納後の足として、自転車を利用している高齢者もいるようだ。しかし、体力や視力、注意力が下がっている場合には、自転車の運転であろうと、転倒や事故などの危険が伴うので注意が必要だ。
■7割が高齢者の運転にヒヤッ
しらべぇ編集部が、全国10代~60代の男女1,653名を対象に調査したところ、全体の67.4%が「高齢者の自転車の運転にヒヤッとした経験がある」と回答した。
男性65.7%、女性69.0%と、やや女性の割合が高いものの男女間で大きな差は見られない。
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■高齢層ほど目立つ
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは男女ともに60代で、男性80.6%、女性77.6%。60代の8割が高齢者の自転車の運転にヒヤッとしたことがあると判明。男女ともに20代30代の割合が低い結果となった。
経験率のため、歳を重ねるほど割合が高くなる傾向はあるものの、高齢者が自転車で外出しているのと同じ時間帯に外にいることが多いのだろうか、高齢層と10代の割合がやや高い傾向があるようだ。
■地域によっても差が…
さらに、この結果を地域別に見ていくと…
もっとも高齢者の自転車の運転にヒヤッとしたことがあるのは、東北地方の人で74.1%。甲信越が73.8%、東海地方が72.8%で続く結果となった。
対して、もっとも割合が低かったのは北海道で62.2%、首都圏が62.5%であった。東北地方と北海道では11ポイント差が開いており、地域によっても差があるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・赤坂)
対象:全国10代~60代の男女1653名 (有効回答数)