5歳娘の腕をつかみ無理心中 父親は電車にひかれるも娘は奇跡の救助
我が子を真に大切に思うなら、歪んだ形のエゴに巻き込んではならない。
殺人(未遂)など非常に重い罪に問われることもあり、欧米ではまず起こらないなどと言われてきた無理心中。だが、やはりそれは時おり起きている。ニューヨークから悲惨な事件の話題が伝えられた。
■男性がホームから線路に
米国ニューヨーク市で23日午前8時ごろ、ブロンクス区にあるキングスブリッジ・ロード駅の4番線ホームから、1人の男性が幼い女の子の腕をつかんで線路に飛び降り、走ってきた電車にひかれた。
電車はすぐに停止したが、男性は死亡。女の子は奇跡的に助かり、ホームから次々と線路に降りた2名の男性により車体の下から救出された。
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■父親の轢死を目の当たりに
女の子は男性の娘で5歳。自殺企図の強い父親により道連れにされ、自分も命を落とすところだった。その後ジェイコビ医療センターに搬送され、各種の検査を受けると数時間で退院できたという。
だがホームから線路に無理やり落とされたこと、電車の下敷きとなり轢死した父親の姿を目の当たりにしたことから、今後この少女が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症する可能性はかなり高いとみられている。