里崎智也が語る“パ・リーグが強い3つの理由” 「たしかに」「わかる」
元千葉ロッテマリーンズでプロ野球解説者の里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。セ・リーグよりパ・リーグが強い3つの理由を明かした。
「人気のセ、実力のパ」という言葉があるように、実力ではセ・リーグの上をいくと言われることも多いパ・リーグ。セ・リーグで優勝した球団が日本シリーズでボロ負けするのを見て、「どうしてだろう?」と思う野球ファンも少なくないのでは。
この件について、元プロ野球選手で野球解説者、そして最近はYouTubeチャンネルが人気を集める里崎智也氏が24日に新作動画をアップ。「パ・リーグが強い理由」について3つの私見を述べ、話題になっている。
■里崎が考えるパ・リーグが強い理由
共演の袴田彩会アナウンサーの疑問に答える形で、里崎氏はパ・リーグがセ・リーグより強い3つの要因を語っていく。
1つめは「ドラフト」。球団単体ではなくリーグ全体で見たとき、くじ引きでパ・リーグが勝つことが多いという。「アマチュアで結果残した選手が、プロになって直結で活躍するとは限らないですけど、そういう選手たちが多めにパ・リーグに来たってのも事実なんですね」と述べる。
2つめは「DH制度の有無」。9人の野手でレギュラーを構成するパ・リーグに対し8人のセ・リーグだが、交流戦や日本シリーズでDH制度が適用された場合、「代打の一番手をDHにするか、8人の中で一番打つものの守備に難のある選手をDHにして準レギュラーの選手を当てていくか」の選択を迫られるという。
しかし、普段レギュラーではない選手が出ると、実践感覚で結果に差が生まれてしまうことに。またDH制度によって打線の切れ目がないことで、パ・リーグのピッチャーが成長しやすい状況にあるという面もあるようだ。
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■「もっと練習したほうがいいです」
3つめは「ピッチャーが打席に入るというアドバンテージをセ・リーグが活かせていない」ということ。
里崎氏によると、セ・リーグのピッチャーには「打てない、走れない、バントもできない、エンドランもできない、走塁下手くそ」という人が少なくなく、その結果、「DHのときパ・リーグ有利、DHなくてもセ・リーグ有利にならない」という状況が生まれてしまっているという。
そして、セ・リーグのピッチャーに対し、「もっと練習したほうがいいです」とアドバイスした。