
北海道警帯広署は2日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで、帯広市内に住む保育園事務職員の男(45)=別の同法違反容疑(児童ポルノ製造)で逮捕、送検済み=を再逮捕した。
しらベぇ取材班は、職員が勤務する保育園を直撃し、詳しい話を聞いた。
■「女の子の体に性的興味が…」
逮捕容疑は、6月26日、勤務先の同市内の保育園で、着替えをしていた女児4人を、微細なレンズやメモリーなどが内蔵された眼鏡形のビデオカメラで撮影し、動画を保存したもの。
男は、9月10日に女子高生を路上で撮影していて、通報を受けて駆けつけた警察官の職務質問を受けたのちに逮捕。その後の調べで、勤務先の保育園で体を洗っていた女児の裸をビデオカメラで撮影したことが発覚した。
今回は、さらに別の園児を盗撮していた疑いが出てきたことによる再逮捕だった。調べに対し、「女児の体に性的な興味があり、園児や保育士にばれないようメガネ型のカメラを使った。インターネットで買った」などと、容疑を認める供述をしているという。
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■懲戒免職の準備をしている
逮捕された職員が勤務する保育園は、しらベぇ編集部の取材に対して、
「経理担当だった職員が逮捕されたことで、園のパソコンが押収され、業務が滞っていた。そのパソコンが最近戻ってきたために、やっと職員の給与計算などが復活している。
当該職員はずっと警察に拘束されているため、園の規則に照らし、懲戒免職の準備を進めているところだ」
「メガネ型カメラを使っていたようだが、普段からメガネをかけている職員なので、いつそれに変えていたのかはわからない。保護者会は、9月10日に一度実施したが、職員の処分が決まり次第、再度開催する予定だ」
と述べた。