『ブラタモリ』が「日本のポンペイ」訪問 浅間山噴火の大規模被害に衝撃

『ブラタモリ』(NHK)で、「日本のポンペイ」と呼ばれた鎌原村で起きた出来事が語られた。

2019/10/06 05:15

タモリ
(写真提供:JP News)

5日に放送された『ブラタモリ』(NHK)では、タモリ一行が群馬県と長野県の境にそびえる浅間山を訪ねた。江戸時代に浅間山で起きた大噴火の謎に迫り、衝撃を受ける視聴者が続出している。



 

■鎌原村は日本のポンペイ?

タモリがずっと訪れたいと思っていたという、群馬県吾妻郡嬬恋村の鎌原観音堂。そこで、アシスタントの林田理沙アナウンサーが、50段ある階段が15段だけ残されて埋まっている光景を目の当たりにし、地すべりにより埋まってしまったことを教えられた。

さらにタモリは林田アナに「村が埋まってる」と説明。すると林田アナは、鎌原村を「ポンペイの日本みたいな…」と、火山の噴火によって埋没してしまったイタリアの古代都市に例えた。


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■生き残った人はわずか…

日本のポンペイこと鎌原村では、1783(天明3)年8月5日に、浅間山の第分化による大規模な地すべりが発生。その地すべりによる大量の土砂は、麓の村をまるごと埋めてしまったという。

さらに、鎌原村近くの吾妻川へ流れ込んだ土砂により利根川の氾濫が引き起こされ、1,500人もの死者が出る大災害となった。

当時、鎌原村は宿場町として栄え570人が暮らしていたが、この災害により477人が死亡し、そのうちのわずか93人が助かったとされている。


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■日本でもポンペイのような悲劇が

なお、ポンペイは火砕流のため熱かったが、鎌原では高温でなかったため木などは焼けていなかったという。しかし、村が埋もれてしまったという事実はどちらも一緒だ。

ポンペイのように鎌原村で起きた悲劇について、視聴者からは「知らなかった」と驚きの声が続出している。

噴火で被災した住民が、元の場所に戻って復興した稀有な例とされる鎌原村。自然災害が増えつつある現代社会において、さらに注目が集まることだろう。

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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子

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