“あおり運転ガラケー女”と勘違いされた女性の悲劇  「誹謗中傷が1000件」

『加藤浩次とどん底どっこいしょ』で、あおり運転をした車に同乗していた「ガラケーで撮影した女性」と間違えられた一般女性の悲劇が明かされて…

2019/10/06 12:30

携帯電話・ガラケー・フィーチャーフォン
(deeepblue/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

後をたたない煽り運転。常磐道で煽り運転後、威嚇しながら下車・暴行を働き逮捕された男性は記憶に新しい。

5日深夜放送『加藤浩次とどん底どっこいしょ』(テレビ朝日系)では、その男性の車に同乗し「威嚇する姿をガラケーで撮影していた女性」と勘違いされた女性を紹介。誤情報からSNSで特定され誹謗中傷に悩まされた彼女の悲劇が明かされていった。



 

◼勘違いで誹謗中傷

連日、メディアで同煽り運転の報道がされるなか、男性は早々に個人を特定されネットでは彼を激しく叩く風潮が加熱していく。

ガラケー女の正体を探る動きも激しくなったが、特定された女性は全くの別人。しかし、まとめサイトなどで彼女の本名や顔写真、職場などが掲載されてしまう。

「本名と顔写真」をネットで晒され、悪意ある誹謗中傷を受けた女性。ネットでの勘違いの原因は彼女のSNSにあった。

多くの人が目にした煽り運転時のドライブレコーダーの映像のガラケー女の服装とSNS上にアップしていた彼女の服装がなんとなく類似。

さらになぜか面識のない加害者男性が彼女をフォローしていたため、ネットでは彼女をガラケー女と特定。こうして彼女は勘違いされたのだ。


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◼被害女性の反撃

曖昧な根拠であってもまとめサイトに掲載された結果、特定された早朝から彼女のSNSに「死ね」など誹謗中傷の書き込みが殺到、スマホには絶え間なく通知が届く状態に。

その後、SNS上で否定、他人に見られないよう鍵付きのアカウントに変更するなどしたが、「インスタだけでダイレクトメッセージが1,000件以上届いた」ほど、彼女はさらに炎上していく。

日常生活でも身の危険を感じはじめた彼女は警察に相談、しかし明確な解決手段は提示されなかった。そこで彼女は弁護士に依頼し「根も葉もない誹謗中傷」に対する法的措置をとることを決断する。

自身の会社のHPに声明文を掲載、記者会見を開き「ネットでの勘違い」を告発。虚偽の情報を拡散している人物に法的措置をとる可能性を示唆、実際にまとめサイトなどには損害賠償を請求し、放送時点で2件と和解が成立していると明かされた。

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◼視聴者も恐怖
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