「養子に出した」どころか… 車と交換されていた2歳女児
子育てをまったく楽しめなかった母親。彼女は車欲しさのあまり、平気で我が子を手放した。
■車が欲しかった実母
こうしたことを受け、一般的かつ常識的な養子縁組の手続きを踏んだようには見えないと判断したトーマスビル警察。彼らは双方の家庭に関して厳しく問い詰めていくうちに、驚きの事実を突き止めた。
実母のトッドは、子供が欲しくて仕方がないチャヴィスに幼い我が娘をなんともあっけなく譲渡していたのだ。「代わりに」と受け取ったのはお金ではなく車。供述の通り、トッド宅の敷地には1993年製造のプリムス・レーザーがあったという。
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■それは違法な人身売買行為
女の子はチャヴィスの元で大変かわいがられて育っており、隣人もそう証言していた。
だが3名がしていたことは未成年者の人身売買行為にほかならない。このたび実母のトッド、車を引き換えに娘を譲り受けていた養母のチャヴィスおよびその夫のヴィセンシオ・メンドゥーサ・ロメロ(53)が、そろって逮捕・起訴された。
それぞれに日本円にして約534万円の保釈保証金が設定され、今月21日に裁判所への出廷が予定されている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)