神戸市内で組体操の練習中に51人が負傷 強行した学校も…
神戸市の小中学校で組体操の練習中に多数の負傷者が出ていたことを発表
■訴訟も起きている実態
スポーツ庁によると、2014年度は全国で組み体操事故が8,592件で、うち倒立は1,167件で2番目に多かった。2018年2月には、中学2年の次男が倒立で負傷し後遺症が残ったとして、両親が担任教諭らに損害賠償を求める訴訟を起こした。
当時小学6年の次男が補助倒立で、正面に立ったペアの子に足を取ってもらえず、床に頭と背中を強打したという。スポーツ庁の担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して、
「組体操については、①学校で計画を立てる②練習を実施する、それぞれの段階で危険だと判断した場合は、中止するように通知を出している。
練習でけが人が出ているにも関わらず、当日に強行したことは、あり得ないこと。しかし、スポーツ庁としては、組体操全面禁止の指示は出せない」
と述べた。
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■組体操中止派は4割
世間は組体操実施に対してどう考えているのだろうか。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,400名を対象に調査したところ、全体の36.5%が「運動会の組体操は他の競技に差し替えるべき」と回答した。
組体操は運動会の花形競技のひとつでもあり、危険に身を晒す子供たち以上に観客や親たちが期待している側面は否めない。
これだけけが人が出ても、学習指導要領にも実施が明記されていない組体操が果たして必要なのか。神戸市としても、市長の「やめる勇気をもってください」の要請は重く受け止める必要があるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)