台風19号に向けて準備を… 「台風銀座」高知県の関係者に聞いた
10月12日からの3連休に東京など関東地方を直撃するおそれがある台風19号。どんな準備をすれば良いのか。
2019/10/10 15:40
■農業分野の情報発信も
また高知県では、農業分野でもきめ細かい情報発信を行なっている。前出の高知市在住男性によれば、
「栽培する作物によっては、収穫を早めたうえでわざとビニールハウスを破いて、台風後に新しいビニールを貼り替えるようにスケジュールを調整する農家さんもあるそうです。
行政機関からは、農作物や生育状況ごとに対策を一覧化した警戒情報をSNSやメルマガを通じて発信。慣れない新規就農者へのサポートもあります。前回の台風で被害を受けた千葉県でも、最近は同様の情報を発信しているようです」
また、高知県のダムの放水量制御の技術は全国でもかなり進んでおり、雨量予想をして事前放流で洪水を防ぐ対策をしているとのことだ。
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■公的機関も注意呼びかけ
「今年最強」とされる台風19号については、内閣府政府広報オンラインツイッター(@gov_online)など、公的機関のツイッターアカウントでも注意を呼びかけている。
#台風19号 が発生しました。風が強まる前に家の対策を。
・雨戸やシャッター(ちゃんと閉まるか点検補修を)
・窓(ひび割れやがたつきがないか)
・雨戸やシャッターのない窓(割れたガラス飛散防止のためにカーテンを閉めたり窓に飛散防止フィルムを貼る)
・雨どい(枯れ葉や砂がつまっていないか) pic.twitter.com/ltphhPKKqB— 内閣府政府広報オンライン (@gov_online) October 7, 2019
一般市民の対策として雨戸を閉める、飛ぶ物は片付ける、出歩かない、など当たり前のことを行うといった話もあった。緊急時だからこそ、落ち着いた行動を心がけたい。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)