今年のノーベル文学賞は誰の手に? 有力作家11名を一挙紹介
10日に発表のノーベル文学賞。アン・カーソン、マーガレット・アトウッド、マリーズ・コンデなど女流作家が有力視されているが…
③マリーズ・コンデ
1934年生まれの女流作家で、出身は当時フランス領であったカリブ海グアドループ。フランスのソルボンヌ大学で比較文学の博士号を取得し、執筆の傍ら米国ニューヨークのコロンビア大学教授にも就任。
フランス文学などの指導にあたったが、現在は南フランスで闘病中である。2018年にはノーベル文学賞の代替賞とされるスウェーデンの「ニュー・アカデミー文学賞」を受賞。
来日時には早稲田大学、札幌大学、中央大学などで講演を行った。代表作は『セグー』『わたしはティチューバ』『生命の樹』など。
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④オルガ・トカルチュク
1962年、ポーランド生まれの女流作家でエッセイスト。神話のような雰囲気が作品に漂うのは、ワルシャワ大学では心理学を学んだ影響もあるといわれている。
1993年に文壇デビューすると、ブッカー国際賞受賞やポーランドの文学界では最高峰となるニケ賞を受賞。代表作には『逃亡派』『昼の家、夜の家』がある。