鹿児島の強豪サッカー部監督が部員に暴行 「聞く耳持たずやってしまった」

体罰の裏には監督が相当なプレッシャーを感じていた可能性が判明

体罰の裏には監督が相当なプレッシャーを感じていた可能性が判明

2019/10/11 14:30


 

■県リーグ戦で伏線が…

サッカー部は、県リーグ戦にも参戦していた。5日の試合で体罰を受けた3年生のFWが、試合中に脚がつって動けない、立てないと監督に申し出る。ところが、給水の時間になると歩き出したため、「演技ではないのか」と注意した。

この件が今回の体罰の伏線になったという。しかし、副校長は、「体罰、暴力は絶対ダメだ」と日頃から指導をしていたと話す。

この動画を誰が流出させたのかということは、今のところわかっていない。SNSの使い方、許可がない動画をあげることは肖像権の侵害になるといったことを、日頃から生徒全員に授業・特別研修などで何度も指導していたとのこと。


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■相当なプレッシャー

副校長はサッカー部の今後の試合出場への影響、既に始まっている就職試験、進学など学校全体への影響が懸念される話す。校長が出張中のため、10日夕方に副校長が学校法人に報告し、監督の処分を決めるという。

私立学校で、体罰やいじめが起きた場合、教育委員会は学校設置者(学校法人)に対応を任せるスタンスを取っている。監督は今回の件に関して、「生徒が聞く耳を持たなかったので、してはいけないとわかっていたが手をあげてしまった」と話しているとのこと。

副校長は、取材の最後に、

「学校全体で強化をはかってきたので、各方面からの期待もあり、監督に相当なプレッシャーがかかっていたかもしれない。しかし今回のようなことが起きてしまったことは大変残念」


と述べた。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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