『サンモニ』台風19号と地球温暖化がテーマに 「何でも政治のせいに…」の声も
台風19号から地球温暖化を経由して安定の政権批判
13日放送のTBS系『サンデーモーニング』では、各地に甚大な被害をもたらした台風19号と地球温暖化の問題が取りあげられた。
■地球温暖化の影響
大型で強い勢力のまま本州に上陸した背景には、日本近海の海水温の上昇が影響しているという。台風は熱帯の温かい空気をエネルギー源として発達し、通常水温の低い日本付近で勢力を弱める。
ところが、台風19号の進路となった日本近海の海水温は27℃で、平均値(1981~2010)と比較して2℃高い。国立環境研究所の江守氏は、
「海面水温は温暖化が止まらなければ上がり続けますから、今回のような発達して勢力を弱めずに上陸してくる。より強く発達した台風が日本を襲うという確率は、これからさらに高くなっていく。台風以外の大雨に関しても発生する確率が高くなっていく」
と、地球温暖化が影響していると話す。
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■待ったなしの温暖化対策
9月23日、ニューヨークの国連本部では、温暖化対策を話し合うための気候行動サミットが開催された。
スピーチに立ったスウェーデン人のグレタ・トゥンベリさん(16)が、「人類が絶滅の危機に瀕しているのに、あなたたちはお金や経済成長というおとぎ話だけ語る。何ということだ」とスピーチし、全世界で反響を呼んだのはあまりに有名だ。