漢方を定期的に飲んでる? 高収入層にユーザーが目立つ傾向も
漢方
中国で発祥し、日本で独自に発展してきた伝統医学「漢方」。風邪のひき始めに効くとされる「葛根湯」をはじめ、昨今ではアンチエイジングに応用するなど、身近な存在となってきている。果たして、漢方薬を定期的に飲んでいる人はどれくらいいるのだろうか。
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■10人に1人が漢方ユーザー
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,721名を対象に調査した結果、全体の9.6%が「漢方を定期的に飲んでいる」と回答した。
10人に1人の割合で漢方を定期的に服用していることになる。なお、男女別に見ていくと、男性10.2%、女性9.1%とやや男性に漢方ユーザーが多いようだ。
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■20・30代に続出?
また、男女年代別に見ていくと興味深い傾向が明らかに。
もっとも定期的に漢方を飲んでいる人の割合が高いのは、20代男性で14.5%と突出。30代女性が13.2%、20代女性11.3%と若い世代に多いことが判明。一方で、10代では男女ともに1割を大きく下回り、漢方いらずの健康的な生活を送っている様子も。10代と20代の狭間で一体何が起こるのだろうか。
また、一般的に漢方と聞くと年配の方が飲んでいるイメージがあるが、その逆で年齢とともに徐々に割合が減少し、60代においては男女ともに1割を下回っている。
歳をとると病気のリスクが高くなり、病院に通う機会も増えるため、山ほど薬を受け取ることもあるだろう。漢方よりも飲み薬を定期的に飲んでいる人が多いのかも。
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■年収で異なる傾向も
さらに、この割合を年収別に見ていくと…
もっとも割合が高いのは、年収1,000万円以上の層で25.7%。その後、700〜1,000万円層が20.5%と僅差で続き、年収が上がるに連れて漢方を定期的に飲んでいる人が増加している。
仕事の成果が報酬へと繋がるため、年収が高い人は日々業務に追われ心休まる時間も少ないだろう。 「健康はお金では買えない」という言葉を耳にするように、体の大切さに気づくようになり、定期的に漢方を服用し予防をしている人もいるのかも。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1721名 (有効回答数)