夫が育児に参加するのは当たり前? 子育て世代の男女間で認識に大きな差も…
育児の役割分担がうまくできていないと、体力的も精神的にも大変なものだろう。
「ワンオペ育児」という言葉が浸透しつつある昨今。ワンオペとはワンオペレーションの略であり、1人で育児・家事をおこなうことを言う。すべてを1人で抱え込むと自分の時間を取ることもできず、心に余裕がなくなり追い詰められてしまう人も多いようだ。
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■夫参加が当たり前は7割
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,653名を対象に調査したところ、「夫が育児に参加するのは当たり前だと思う」と回答した人は、全体の68.5%であった。
なお、男性61.9%、女性74.9%と、男性より女性のほうが13ポイント割合が高く、男女間で大きな差がでる結果となった。
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■子育て世代で男女に違い
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
女性の割合は、すべての世代で7割以上と、世代間で大きな差はない。一方男性は、20代の割合が51.8%と低く、男性のなかでもっとも割合の高かった60代の72.6%と比べると20ポイント差がある。また、男性は20~50代の割合が低いのが特徴的だ。
20~50代の男性の割合が低いのは、子育て世代であると同時に、働き盛りであり仕事が忙しいことが関係しているのだろうか。
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■職種によって差も
さらに、この結果を職業別に見ていくと…
もっとも夫が育児に参加するのを当たり前だと感じているのは、公務員で74.4%。会社経営者が74.1%、専業主婦が73.1%で続く結果となった。対して、もっとも割合が低いのは会社員で64.2%であった。
会社員は会社に雇われているため、残業や出張で家庭のことに手がまわらないのだろうか。
安定している公務員は、時間的にも余裕があるのだろうか、7割が夫が育児に参加するのは当たり前だと感じているようだ。また、会社経営者は時間をやりくりして作っているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1653名 (有効回答数)