
慶応義塾大学アメリカンフットボール部は15日、一部部員が女子風呂を盗撮するといった不適切行為があったとして、活動を無期限で自粛すると発表した。
アメフト部は、部員、スタッフあわせて200人を超える大所帯。しらべぇ取材班は、この部でいったい何があったのか周辺を追った。
■著しく不適切な行為
慶大アメリカンフットボール部「ユニコーンズ」は、ホームページ上に大学の体育会と連名で、
「このたび、部内において複数の部員による著しく不適切な行為があったことが認められたため、無期限で活動を自粛致します。
関係する方々に多大なご迷惑をおかけすることを心からお詫び申しあげます。今回のことを厳粛に受け止め、再発防止と部の再生に全力で取り組んでまいります」
「また本件につきましては教育的観点およびプライバシー保護の観点から、詳細は公表いたしかねますが何卒ご理解頂ければ幸いです」
と発表した。
関連記事:「居酒屋キャンセル」ついに逮捕者が 店側の対応策を弁護士が解説
■女子風呂を盗撮
大学OBなどによると、8月に行われた合宿中に一部の部員が女子風呂を盗撮し、女子マネージャーが被害に遭いその数は2桁にのぼったという。すでに関わった2人の部員は退部済み。チームは8月31日の立教大戦からリーグ戦に突入し、すでに3試合を消化していた。
その間、不祥事にからんだ他の複数の部員らが謹慎処分を受けていたが、事態を重く見た大学と部がこの段階になってようやく無期限の活動自粛を発表するに至った。