キレやすい認知症患者同士が乱闘 介護施設に結成された『ファイトクラブ』

介護施設のスタッフは誰もが温かく親切。そう信じて認知症の家族を預けているが…。

社会

2019/10/19 18:20

拳
(ndranik Hakobyan/iStock/Getty Images Japan/画像はイメージです)

介護施設においてスタッフの悩みの1つとなっている、認知症患者・入所者による暴力や暴言。逆上して手が付けられないこともしばしばだという。


 

■虐待行為の疑いで警察が介入

米国ノースカロライナ州のウィンストン・セーレム市にある認知症対応の入所型介護施設『ダンビー・ハウス(Danby House)』。体に傷が多い入所者について虐待行為を疑う声が寄せられ、今年6月に警察が介入した。

自分の身に起きたことを正確に思い出せず、「ここが痛い」と患部を見せるのが精一杯だった認知症の入所者たち。しかし市警はその施設に『ファイトクラブ』という奇妙な組織が存在することを突き止めた。


関連記事:大山のぶ代さん老人ホームへ 介護福祉士が語る認知症の現状

 

■怒りっぽい認知症入所者が対象

今月上旬、市警はその組織を結成したトナシア・イヴォンヌ・タイソン(20)、タネシア・デショーン・ジョーダン(26)、マリリン・ラティッシュ・マッキー(32)の3名を逮捕した。

3名は、日頃から苛立ちや怒りを爆発させがちな認知症の入所者を集め、それぞれに怒りの感情を炊きつけて煽り、彼らの乱闘を大笑いしながら囃し立て、録画すらしていたそう。

次ページ
■首を絞めるところまで続く乱闘