世界で報告わずか80例の奇形 ペニスを持たない男児が誕生

絶望的にも思えるその奇形。しかし最新のバイオ医療技術のおかげで健康な男性としての人生も夢ではないという。

社会

2019/10/20 08:40


 

 

■早急に解決すべきほかの問題

現在その赤ちゃんが陰茎欠損のほかに抱えている問題は、膀胱と直腸がつながっている「膀胱直腸瘻(ぼうこうちょくちょうろう)」、そして排尿時に膀胱から尿道へと流れていくべき尿が上の尿管や腎臓に逆流する「膀胱尿管逆流」だ。

英国バーミンガムの泌尿器科医はそのあたりについて、「胎児は母親のお腹のなかで、それまで1本だった『総排泄腔(そうはいせつくう)』が胎生6週には膀胱と直腸とに分割されます。それがうまく行かなかったのでしょう」と説明している。


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■いずれは人工陰茎形成手術も

しかし膀胱直腸瘻、そして膀胱尿管逆流の問題は外科的手術により解決できるとのこと。尿や便それぞれが正しいルートでスムーズに排泄されるようになれば、健康な子供となんら変わらなくなるという。

また男性機能の問題として、この赤ちゃんにはいずれ人工陰茎(バイオニック・ペニスとも)の形成手術が検討されるであろうという。すでに技術はかなり進歩しており、ロンドンのユニバーシティ・カレッジ病院で人工陰茎形成手術を受けた40代男性は勃起や射精も可能。

術後6週間で女性とロマンチックな性生活を楽しむようになったという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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