永野、斎藤工のアドリブに「あっ俺だ」 共同制作の映画で2人が同化
斎藤工、永野らによる制作プロジェクト「チーム万力」初の長編映画『MANRIKI』が、11月29日より公開される。
■カメラマンさんが美しかった
———斎藤さんはいかがですか?
斎藤:まろやかな番組かと思って、僕も収録に参加したんですけどね。
永野:まだ、でんじろうの話してる(笑)。
斎藤:塩を使ったさらさらマグマが僕の脚にかかって、とんでもない声が出てしまった。で、横を見たら、僕の7倍くらいのマグマを浴びたカメラマンさんがカメラを守って、僕のことを撮っていたんです。
永野:マグマですからね。60度のお湯とかじゃないですよ。
斎藤:1アツくらいの僕を、7アツの彼が撮り続けていたという精神が美しかったですね。以上です。
———以上(笑)!?
永野:いや、でもそういうことですよ。僕と斎藤くんは引っかかるところが近いんです。
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■永野のネタに自分を見てしまう
斎藤:『MANRIKI』が完成まで3年かかって良かったことは、永野さんの精神世界に浸らしてもらっていた期間が長くなったことで、作品を作っていく中での助走が必要なかった。向かっていく方向がズレることがありませんでした。
役を通して、永野さんと同化した瞬間があったと思っています。永野さんのネタもそうなんです。俯瞰して冷静に見ているんですけど、どこかの瞬間に自分を見てしまう。それが今まで観てきた世界中の映画と回路が一緒なんです。
外国の戯言として観ていても、なんかアルジェリアの少女に共感したり。そういう瞬間が永野さんのネタの中にあって。永野さんが自分なんじゃないかという瞬間がこの3年間で多々ありました。
永野:僕も同じように感じました。自分を見てるようで笑っちゃうみたいな。もちろん、見た目は全然違いますけど(笑)。
斎藤:僕らが普段観ている娯楽の一部の中にも、永野さんがおっしゃっていたマッド要素みたいなものが埋まっていて、それって魅力じゃないですか? 劇物的なものって、旨味とかコクにもなっていくというか。
その好きな度合いが共有できるし、永野さんの好きな基準と僕の好きな基準っていうのはすごく近いのかなとすごく思いましたね。