大火傷で失った顔を取り戻した男性 顔面移植手術に成功に歓喜

「この手術成功で、男性の生活の質が向上することを願います」と医師はコメントしている。

2019/10/27 07:45

手術
(Six_Characters/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

事故により火だるまになり、整っていた顔が無残にも焼けただれてしまった男性がいる。何十回も手術を受けたが満足できる結果は得られず、男性は「第二のチャンスが欲しい」と顔面移植手術を受けることを決意した。それが実現するまでの葛藤、そして男性の今の思いとは…?



 

■事故で火だるまに

2013年夏のこと、米ロサンゼルスにて酒に酔った運転手が停止していた車に突っ込んだ。

これにより、衝突された車は大炎上。車内にいた男性(68)は火だるまになり全身に大火傷を負い、病院に搬送されたものの半年ものあいだ昏睡状態にあったという。

その後に目覚めた男性は傷が癒えるのを待ち長い入院生活を経て退院したが、体の6割に大火傷を負った男性の容姿は完全に変わり果てていた。


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■男性が失ったもの

高齢とはいえとても整った顔だちだった男性だが、顔面にも大火傷を負ったせいで唇、鼻の一部、さらには片方の耳を完全に失うはめに。

眉も生えず顔の全体がただれた男性は大きなショックを受け、事故発生からじつに30回もの手術を受けた末に、昨年ようやく顔面移植手術の候補者になったという。

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■顔面移植までの道のり
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