つば九郎、引退の館山昌平へメッセージ 渡せなかったボードを披露
東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターのつば九郎がブログを更新。今季で引退した館山昌平にメッセージを送った。
■移植する「腱」がない
館山の現役生活は常にケガと隣り合わせだった。報道によるとこれまでに175針の縫い跡が刻まれているという。つば九郎はボロボロの身体で戦い続けた館山を象徴するかのようなエピソードを披露した。
移植手術も繰り返してきた館山はつば九郎に「でもね~もういしょくする『けん』がないんだよね~」と話した。限界までメスを入れ、復活の舞台を目指していた証拠といえる。
ほかにも埼玉・戸田にある二軍球場でリハビリに励んでいた姿や神宮球場での復活登板で勝利し、ヒーローインタビューに立ったときの話など近くで見ていたからこそ印象に残る思い出を書いた。
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■来季は楽天で
来季からスワローズのユニホームを脱いで東北楽天ゴールデンイーグルスの二軍投手コーチ就任が決まっている。つば九郎としても「ほんとなら、ゆっくりやすんで~なんだけど」と戦い続けて疲れ切った身体を休ませたかったようだ。
来季からは別のチームになってしまうが「でも、はなれていてもいつでもとまだち(編注:ともだち)ですから!」とエールを送った。最多勝やカムバック賞などスワローズに大きなインパクトを残して去っていった。
ブログには書いていなかったが、いつかは指導者として再びスワローズのユニホームに袖を通すことを望んでいるはずだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)