「差し入れ」はもともと刑務所での言葉? チコちゃんの解説に納得の声
『チコちゃんに叱られる』で「差し入れ」の語源について解説。生い立ちを聞いたネット民は納得の声。
1日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「『差し入れ』ってなに?」が、話題となっている。
仕事で頑張っている人や憧れの芸能人に物を渡す「差し入れ」だが、その語源を知っているだろうか。チコちゃんが言葉の生い立ちを解説してくれた。
■ドアの隙間に…
気になるチコちゃんの回答は「閉じ込められている人に持っていくもの」という。「閉じ込められている人」とはどういうことなのだろうか。差し入れという言葉は「差す」と「入れる」という2つの言葉から生まれた言葉で、元々は「隙間に物を入れる」という意味だったようだ。
これが明治時代に入ると、特定の隙間を差す言葉に変化。刑務所・監獄といった場所では、ドアに食事用の隙間が設けられていた。
その隙間から食事や物を渡していたことから差し入れという言葉が使用されるように。そこから芸者さんたちの花柳界、寄席や役者などの芝居小屋にも広まったという。
そういった経緯があり、現在では仕事中をはじめ様々な場面で差し入れという言葉が使われるようになった。
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■土産の語源は?
「差し入れ」と似た言葉で「お土産」があるが、そちらは文字通り「土地の産物」という意味の「土産(とさん)」が語源であるようだ。
さらに、「見上げ(みあげ)」という品物を見て、相手に差し上げるという言葉が合わさって、「土産(みやげ)」という言葉が誕生した。