自殺ゲーム『青い鯨』また流行か 13歳と15歳が貨物列車に飛び込む

ネットで知り合い、意気投合した少女2名は手に手をつないで線路へ…。

2019/11/04 12:30

貨物列車
(teppakorn tongboonto/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

自殺には想像を絶するほどの勇気が必要だ。近年ではソーシャルメディアで仲間を求めるケースも増えているが、そこにゲーム感覚のとても危険な自殺コミュニティがあることをご存じだろうか。



 

■少女2名が抱き合い線路内へ

ロシア・スベルドロフスク州のクラスノウフィンスクに近いある村で、このほど13歳と15歳の少女2名が手に手を取って線路に入り、抱き合いながら走ってきた貨物列車にはねられ死亡した。

この2人は『青い鯨(Blue Whale)』という、自殺願望の強い少年少女が集まるSNSのコミュニティを通じて知り合っていた。しかし両者ともにアカウントが削除されており、指導者とのやりとりや各種の証拠を警察もつかめずにいるという。


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■世界に拡散した『青い鯨』

2013年に生まれたとされる『青い鯨』は、ゲーム感覚で自殺をと考える若者の間で話題になり、2017年にロシアで大流行。それが世界に拡散し、各地で少年少女の自殺を激増させた。

現在はすでに下火と楽観視されていた『青い鯨』。だが今年9月にスヴェルドロフスク州で自殺した16歳の少女もそのコミュニティとの関りが疑われるケースで、こちらも自殺と同時にアカウントが削除されたとみられている。

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■50日後に待っている「死」
ゲームSNSソーシャルメディア仲間自殺ロシアコミュニティタスク教祖
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