中学校教諭が5年以上も無免許運転 教委「早急に処分します」
札幌市内の中学校に務める教諭が、無免許運転をしていたことが発覚した。
札幌市教育委員会は5日、市立西野中学校に勤務する50歳代の男性教諭が、5年以上にわたって車を無免許運転していたと発表した。しらべぇ取材班は、市教委などから話を聞いた。
■無免許運転で事故を起こしても…
市教委によると、教諭は2014年7月に酒気帯び運転で免許取り消し処分を下されたが、学校などには報告せず、以後も通勤などで車を運転。19年7月には、西区内で起きた接触事故で無免許が警察に発覚したが、同様に学校などへの報告はしなかった。
無免許に関する捜査については、現在も任意で続行中。10月24日に警察から「無免許の件を学校にも報告することになる」と言われ、教諭はあわてた形で同月28日に校長に報告した流れだ。
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■部活動でも車を運転
教諭は、通勤や私用のほか、顧問を務める部活動でも用具の運搬などで車を運転。部活動の遠征で、生徒を車に同乗させていたかどうかは、教委は現時点で確認できていない。札幌市は、教諭の免許の発効切れ・保険加入の有無の調査はしていない。
今回の案件が発生したことで、今後免許の確認方法等について検討する予定。教諭は現在、担任・授業・部活動から外れ、有給休暇で学校を休んでいる。