田代まさし容疑者、4回目の逮捕 親交ある牧師「苦しみ続けたのでは…」
覚せい剤所持で逮捕された田代まさし容疑者。親交のある人物からコメントを得た。
宮城県と都内で覚せい剤を所持していたとして、6日に覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された、田代まさし容疑者。
田代容疑者がかつて幼少期に通っていた幼稚園があった、日本福音ルーテル東京教会などで行われた講演会にて、田代容疑者と対談したことのある関野和寛牧師は、「彼にしかわからない苦しみがあり続けたのではないでしょうか」と覚せい剤に何度も手を出してしまう心情を推し量った。
■今回で4回目
田代容疑者は過去に何度も同法違反容疑で逮捕されてきた。最初の逮捕となった2001年を皮切りに、04年、10年と、今回で4回目の逮捕となる。2回目に出所してからは、民間組織「日本ダルク」のメンバーとして、薬物依存者サポートをはじめとする社会活動に貢献してきた。
田代容疑者は講演会でも、薬物依存について自身の経験をもとに難しさを訴えてきたことでも知られる。例えば、18年12月に行われた「『薬物依存からの回復』と寄り添い、歩く」という題目の講演会。このとき、「正直な話、まだ薬をやりたい気持ちもある」と口にする田代容疑者の姿があった。
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■真摯に向き合っていたのだが…
だが同時に「今は、『一生止められるかはわからないが、今日一日薬物をやらない努力は怠らない』と伝えている。薬物からの依存に真摯に向き合っていると、力説していたのも事実だ。
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■コメント全文
今回の逮捕を受けて、上記講演会をNPO法人と共に行なったほか、何度も講演会で対談するなど、親交のある関野氏が今回の逮捕を受け、しらべぇ編集部にコメントを寄せた。
関野氏:対談させてもらった時、田代さんは「薬物依存は完治しない。今でも毎日薬に手を伸ばそうとする自分がいる」と正直に語っていました。元タレントとして多くの人から注目され続けるプレッシャーの中で、彼にしか分からない苦しみがあり続けるのだと思います。
それぞれに依存に陥った苦しい背景があり、そこには刑罰だけではなく治療と支援が必要も必要です。聖書には「罪を犯したことのない人からその人(違反者)に石を投げろ」というキリストの言葉があります。
元タレントだけではなく依存で苦しむ人に支援の声を投げかける社会が求められるのではないでしょうか
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)