ナイロン製のお玉やヘラでの熱調理 「有毒物質の溶け出し」を警告

この実験結果に「やっぱり」と感じる人は意外にも多いのではないだろうか。

社会

2019/11/16 15:20

調理器具
(KellyThorson/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

お玉やフライ返しなど、キッチン用品選びがなかなか楽しくなっている近年。ナイロン製のカラフルなものも人気を呼んでいるが、その安全性はどうなのだろうか。


 

■かねてから不安の声が

オシャレなキッチンには素敵なお玉やフライ返しを…ということで、最近では金属製のものより軽量でかわいらしいと評判の、ナイロン製のものを使用する家庭が増えている。

だが、かねてから「本当に安心・安全なのか」と心配する声が。そんな中、独立した地位と権限を保ちながら食品、化学、製品の安全性について調査し、政府に報告する「ドイツ連邦リスク評価研究所(略称:BfR)」から気になる発表があった。


関連記事:すき家店員、股間にお玉当てる映像公開し炎上 やりたい放題に「最低で下劣」と怒号

 

■予想よりはるかに悪い数値

耐熱性を強化させてあるナイロン(ポリアミド/PA)製の調理器具について2016年から始まっていたその実験。準備されたのは市販されているお玉、フライ返し、ヘラ、泡立て器などだった。

実験で注目されたのは、食品1キロあたり5ミリグラム未満が許容量のポリアミド(PA)オリゴマーという毒性が疑われる成分。

するとナイロン6,6(PA6,6)とナイロン6(PA6)が使用された調理器具の3割から、わずか摂氏70度でそれが溶け出し、許容量を超えて食品に移行していることが判明した。これは予想よりはるかに悪い結果だったという。

次ページ
■肝臓と甲状腺に悪影響か

この記事の画像(1枚)