
栃木県警足利署は18日までに、足利市大前町に住む無職の男(37)を傷害の疑いで逮捕した。しらべぇ取材班は、足利署などから話を聞いた。
■2歳息子に全治不詳のけが
逮捕容疑は、11月7日から同月15日ごろまでの間、自宅で同居している交際相手の息子(2)の胸に、スタンガンを押し付けるなどの暴行を加え、全治不詳のけがを負わせたもの。足利署によると15日に、児童相談所から警察に「子供を保護している」と連絡があり発覚。
男児の体には、スタンガンの痕のほか、スタンガン以外で暴行を加えたと複数の傷もあったが、命に別状はない。調べに対して、「あとで話す」などと供述し、容疑については黙秘しているという。同署は、日常的に虐待がなかったか詳しく捜査している。
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■市は「大変驚いている」
足利市を管轄する県南児童相談所は、取材に対して、「15日に初めて児相に通報があった。2歳児は、病院で検査を受けるなどして、現在は安全な状態。今後については、警察と相談して進めていきたい」と話した。
また、足利市役所の担当課は、「11日に交際相手のところに引っ越ししてきて、転入届が出された。この件は児相への通報で初めて認知した。市としては、大変驚いている」と述べた。