浜松市が教諭のSNS利用を厳格化 「子供に恥ずかしいことはしないように」

浜松市教育委員会が、不祥事対策に具体的に踏み込んだ背景とは…

2019/11/20 09:00


 

■踏み込んだ対策の背景は…

このような踏み込んだ対策を実施せざるを得ない状況が、浜松市にはある。4月からの不祥事5件中4件が、SNSやスマホを起点にして起きてしまったという理由からだ。

浜松市教育委員会教職員課の担当者は、取材に対して、「教員を縛ろうとするものでは、決してない。このガイドラインを通じて、教員としての倫理観を改めて見直していこうというもの。教師という職業が魅力的なものであるということを、教員志望者たちに伝えていくためにも、現場教員がより一層気を引き締めていかなければならない」と回答。

「子供たちに恥ずかしいことは決してしないように、という意味を込めた」と苦しい胸の内を語ってくれた。


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■被害児童・生徒を守るため

市民からは、不祥事に対する厳しい声や、「なぜ、不祥事を起こした教師の個人名を公表しないのか」という意見も入っているという。

これらに対しては、「教委として、不祥事を起こした教師を守ろうとは思っていない。教師の個人名を公表することで、被害児童・生徒が特定されてしまう恐れがある。そのために、不公表としており、その点はご理解いただきたい」と話した。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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