「ぶどうをレンジに入れるとプラズマ発生で燃える」は本当か 経産省やメーカーの見解は…
電子レンジにぶどうを入れるとプラズマ発生で火災が起きるってほんと！？
■誤った使用方法で火災発生
東京消防庁管内では2006年からの7年間では、1年間に19件程度の電子レンジの火災が発生していた。2013年に29件と急増し、2013年から2016年の4年間では1年間に31件程度発生し、増加傾向にあるという。
食品の過熱（必要以上に長い時間温める）や、調理不可の包装（冷凍食品でアルミを使った食材で包装したもの）を加熱するなど、誤った使用方法により火災が発生している。
関連記事：ノロウィルスはここから感染する 年末年始に注意すべきポイント
■さつまいもや中華まんでも
2017年度の東京消防庁消防技術安全所の再現実験で、さつまいもや中華まんなどは電子レンジで5分～12分間、加熱すると、爆発的に燃焼することが確認されている。さつまいもや中華まんなどに限らず、食品を長時間加熱すると水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生。
この可燃性ガスが庫内に充満したときに、食品の炭化した部分が帯電してスパークを起こし、可燃性ガスに引火して、爆発的に燃焼すると推定されている。
・合わせて読みたい→藤沢市で大きな白煙があがる火災発生 「煙臭く窓が開けられない」
（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）
この記事の画像（1枚）
