福田秀平、ロッテ入り決断 千葉に福を呼び込んだ鳥越裕介
福田秀平の千葉ロッテマリーンズ入団が決まった。その理由の1つに鳥越コーチの存在があった。
福岡ソフトバンクホークスから国内FA権を行使していた福田秀平外野手が26日、千葉ロッテマリーンズ入りを表明した。福田秀平オフィシャル後援会のサイト内ブログでファンに報告した。
これでロッテは美馬学に続いて2人目のFA補強。入団にはロッテの鳥越裕介コーチの存在が大きかったと見られる。
■ソフトバンクへの感謝もしつつ…
福田はブログの中で「2020シーズンから千葉ロッテマリーンズでプレーすることを決めました」と報告。長文のブログにはソフトバンクへの感謝も入れながら、FA宣言やロッテ入団に至った理由についても触れられている。
自分の客観的な評価を知り、どこに必要とされているのかを知りたいと行使について綴った福田。ロッテ入団には実父の他界がきっかけになったようだ。
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■鳥越コーチの大きさ
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19歳で実父が他界し、一時は野球をやめようとすら考えたという。しかしあえて厳しい練習をし、悲しみを忘れさせ、プロとしての自覚を持たせてくれたのが現在はロッテでコーチを務める鳥越だった。
松本尚樹球団本部長との過去の縁も一因だったようだが、ソフトバンクの2軍コーチとして福田にプロ選手としての大きな自覚を持たせた鳥越の存在は大きかったであろう。
1月には自身の結婚披露宴に鳥越を招いており、常に福田の心に残り続けた存在であった。他球団の指導者ながら、インスタグラムで「不細工やけど」と冗談が飛ばせるあたり、信頼関係は続いていたと思われる。
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■コーチの抜けも痛手に
ソフトバンクでは2軍監督のほか、1軍ではベースコーチを務めるなど指導者としても活躍。しかし18年からはロッテに移りダイエー時代に長らく二遊間コンビを組んだ盟友・井口資仁監督を支えている。
今回の移籍でファンには「鳥越さんをロッテに取られたのは相当痛かった」、「鳥越コーチの存続でかいな」などの反応も見られる。指導力だけでなく人間力育成にも定評があった鳥越。彼の存在もあってか19年シーズンは対ソフトバンクに17勝8敗と大きく勝ち越した。
彼を慕う福田の入団もあって、今季4位と沈んだチームも上昇気流に乗れるはず。井口ロッテはどこまで進んでいくのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)