脱税してないたこ焼き店『花たこ』 東京の一等地にあるのに超良心的な店だった

あまりに良心的なたこ焼き店『花たこ』

2019/11/27 09:20

『ミシュランガイド』でビブグルマンを獲得した大阪・梅田のたこ焼き店『はなだこ』の運営会社の1億4,000万円を超える所得隠しが発覚し、大きな話題となっている。

昨年にも大阪城公園内でたこ焼きなどを販売する売店が、約1億3,200万円を脱税したことが報じられており、ネット上では「定期的に大阪のたこ焼き店が脱税していて悲しい」といった声も見受けられた。

しかし、そんな巨額を脱税できるほどたこ焼き店は儲かるのだろうか? いま話題のはなだこと似た名前の店が東京にあるとのウワサを聞いたので、儲かるのか聞きに行ってみることにした。


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■たこ焼き8個で250円から

その店『花たこ』は、高級住宅街として知られる学芸大学駅すぐそばにあり、大通りには面していないもののかなりいい位置に店を構えていた。

それなのにマヨネーズをかけていないたこ焼きの『花たこ』は8個250円、マヨ入りでも300円と信じられないぐらい安く、はなだこの半額以下の価格設定。

「これじゃさすがに儲からないだろうな…」と思いつつも、店主の70代女性にインタビューすると、とてもいい話を聞くことができた。


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■周りの良心に支えられる店

店主の女性いわく…

「うちはとても小さな店だから脱税するどころか、仕入先の会社に良くしてもらってギリギリです。それでも値上げしないのは、やっぱり地元のお客さんや若い人たちに美味しいたこ焼きをお腹いっぱい食べてもらいたいから。


この前も若いお客さんがたこ焼きを食べに来てくれて、いろいろ話してくれたんだけど、そういう人がいると値上げしたり、やめたりできないでしょう。それを何十年も続けてます。


それに従業員を雇うため、店を閉めているときは介護の仕事をして、お金を稼いでいるの。この店を続けられるのも、周りの人の良心があってこそですね。


でも、ソースは数種類をブレンドしてお出汁も良いもの、粉も一等粉を使って、味にはこだわりがあります。安くても美味しくなかったらダメですからね。よかったら1皿食べてみてください」


と、周りの人の良心に支えられて店を続けられていることを話してくれたのだ。たこ焼きをご馳走してくれるということなので、ありがたく1皿いただくことに、

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■人気たこ焼き店に匹敵するウマさ
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