ヤマト運輸のパワハラ動画流出 厚労省は「この件は承知している」

ヤマト運輸営業所でのパワハラ動画が流出。本社の見解は…

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2019/11/27 19:20

クロネコ
(viki-melkiu/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

現在SNS上で、ヤマト運輸営業所内でのパワハラ動画が拡散している。しらべぇ取材班は、同社本社などから話を聞いた。


 

■動画の中身は…

その2分11秒の動画には、ヤマト運輸営業所の荷物を積み込む場所で、男性が暴言を浴びせられ、さらに怒鳴られている様子が写っている。怒鳴り声は近隣に響き渡っており、外部の建物の上階から撮影されたもののよう。

この動画に対して、「これは完全に暴行だ」や「今の時代に許されない」、「警察に被害届を出したほうが良い」といって厳しい声があがっているのだ。


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■「厳正に対処する」

ヤマト運輸本社は、この事実をどう考えているのだろうか。本社広報は、取材に対して、「この度は、ご心配・ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません」と謝罪の言葉を述べた。

この動画を本社が確認したのは、26日で、福岡県の営業所で起きたことであることは、認識できたとのこと。

「現在事実関係の詳細を調査中で、確認出来しだい、厳正に対処して参ります」と話した。この件をホームページなどで公表するのか尋ねたところ、「事実関係の確認をしたうえで、考えたい」と述べた。

ヤマト運輸では、全社員に対してパワハラ防止研修を行っており、通報・相談窓口も設置しているという。


■パワハラ防止を義務化

厚生労働省の雇用機会均等課を取材したところ、「この件は承知している」と述べた。また、パワハラ防止関連法では、パワハラ防止を大企業で2020年6月1日から、中小企業は2022年4月1日から、それぞれ義務化する。

関連法では、職場におけるパワハラを「優越的な関係を背景とした言動で」「業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより」「労働者の就業環境が害されるもの」と定義し、企業に対策を求める。

この法に対する罰則規定はないが、行政指導に従わない企業については、公表を想定している。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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