パスポートを所持しているのに「出国できません」と宣告 その理由は…
パスポートを持っているのに、出国できないと言われた体験談がつづられた。
パスポートは申請が面倒。多くの人が「早く電子化に」「手続きを簡略化してほしい」と考えていることだろう。
■1センチ破けたパスポート
アーティストのギターウルフセイジが27日、パスポートにまつわる、煩雑過ぎる事件をつづった。成田空港でカウンターの担当者に呼ばれた彼。「このパスポートでどこかに出国したか」と、意図をつかめない質問をされ「はい」と回答。
すると、「パスポートが破けている」と指摘を受ける。昨年あたりから、1センチほど破けているという箇所を指したもの。「確認するのでお待ち下さい」と止められ、待っていると上席らしき職員から「シャルル・ド・ゴール空港からNGを受けました」と、出国できないと宣告された。
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■納得いかない理由
理由は「機械で読み取れない可能性があるため」。セイジは「機械が読めなくとも人は読めるじゃないか」「1センチ破けているとはいえ、その部分がなくなっているわけではない」と、破けただけで出国できないと伝えられた理由に納得がいかない。
ともに日本を発つ予定だった2人にまずパリに向かってもらい、彼は翌朝イチで都庁のパスポートセンターに並んだ。緊急発効をしてもらえば、ギリギリでパリで自身が行うショーに間に合うと目論んだのだ。
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■都庁でも煩雑さにさいなまれる
だがここでも煩雑さが彼を襲う。「再発行には1週間かかります」。明日は発行できないのか。それが難しいと言われ3日後となんとか交渉に成功。
だがそのためには、身分証明、ショーに間に合わなければならない理由などを数時間後の午前中までにFAXで送付せよ、と条件を突きつけられる。
事務所の定款などをコピーし、なんとかギリギリ午前中に送付完了。すぐに電話がかかり、「なんとか3日後にパスポートを発行します」と事なきを得た。2つのショーはキャンセルを余儀なくされたが、現在はツアーをめぐっていると事の顛末を明かしている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)