『新語・流行語大賞』グランプリは「ONE TEAM」 トップ10には「闇営業」も

「2019ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。気になる年間大賞は…

2019/12/02 17:00

会場

2日、今年1年間で広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶ「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の受賞語が発表された。今年ノミネートされたのは以下の30のワードだが、一体どれが選ばれたのか。

あな番(あなたの番です)/命を守る行動を/おむすびころりんクレーター/キャッシュレス・ポイント還元/#KuToo/計画運休/軽減税率/後悔などあろうはずがありません/サブスク(サブスクリプション)/ジャッカル/上級国民/スマイリングシンデレラ・しぶこ/タピる/ドラクエウォーク/翔んで埼玉/肉肉しい/にわかファン/パプリカ/ハンディファン(携帯扇風機)/ポエム・セクシー発言/ホワイト国/MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)/〇〇ペイ/免許返納/闇営業/4年に一度じゃない。一生に一度だ。/令和/れいわ新選組・れいわ旋風/笑わない男/ONE TEAM(ワンチーム)



 

■年間大賞は「ONE TEAM」

幅広いジャンルの中、栄えある年間大賞に選ばれたのは、ラグビーW杯で初めてのベスト8進出をはたしたラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM」だ。

報道用の資料によると、快進撃を讃えつつ「世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった」と解説している。


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■トップ10には「闇営業」も

なお、惜しくも年間大賞は逃したものの、トップ10入りを果たしたのは以下の通り。

「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ・しぶこ」「タピる」「#KuToo」「〇〇ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」


メディアの報道を染めた吉本芸人の「闇営業」やブームとなった「タピる」、AIG全英女子オープン優勝で、しぶこフィーバーを巻き起こした渋野日向子の「スマイリングシンデレラ」と「しぶこ」、フィーバーにまで発展した新元号「令和」もトップ10入りをはたした。


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■選考委員特別賞には…

さらに審査員特別賞には今季限りで現役を引退したイチローの「後悔などあろうはずがありません」が選ばれた。

報道向け資料によると、「日本語として研ぎ澄まされた話の上手な人が、あえて文語めいた言葉で返したこの表現に対し、特別賞を受賞することを決めた」としている。

一方で年間大賞どころかトップ10にもお笑い芸人の言葉がなかった。これに対して審査員の1人である俵万智は「お笑いからの言葉に、元気がなかったのが残念です」とコメントした。

今年は「闇営業」とお笑いにとって暗い話題があがってしまった。来年こそは新スターの新しい言葉がでることを期待したい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部 撮影/KEN)

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