『スッキリ』で話題の“ペイハラ” しかしネットでは「PayPayしろよ」
『スッキリ』で取り上げられた「ペイハラ」。しかしネットでは勘違いする人が続出した。
4日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で患者が医師などに理不尽な要求をする「ペイシェントハラスメント」が取り上げられた。
深刻な問題ではあるが、略称が「ペイハラ」であったため、ネットでは思わぬ勘違いを呼んでしまったようだ。
■本来の意味とは遠い
「患者やその家族から理不尽な要求やクレームを受けた」という体験談が番組で取り上げられ、視聴者が番組の感想などをネット上に書き込んだ。しかし、放送を見ていなかったユーザーが目撃したことで、ある勘違いが生じてしまったよう。
略称である「ペイハラ」が思わぬ勘違いを生み、ツイッターには「ペイハラはPayPayしろよっていうハラスメントだと思ってる人が私以外にもいてよかった笑」との書き込みが。
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■流行語には勝てない?
キャッシュレス・消費者還元事業の影響もあってか「2019ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に「〇〇ペイ」が選出。決済事業者の乱立が注目されていることもあいまって、こうした勘違いは相次いだ。
また勘違いをした人のコメントを見ると、先のPayPayに限らずLINE Payでの割り勘ができずに迷惑そうな顔をされるといった話も出てきており、人によって決済サービスすら異なる。いかにキャッシュレスが浸透してきているかを物語っているようだ。
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■現金派が強い
しかし言葉が浸透してきている一方でこんなデータもある。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名を対象に「支払いはどうする?」との調査を実施したところ、全体の27.7%が「キャッシュレス派」で72.3%が「現金派」と回答している。
こちらは18年の調査のため、現在はもっとキャッシュレス派の数字は伸びているはず。言葉の認知度が高かったおかげで本来の「ペイハラ」が予想以上に広まった可能性も。まさかの勘違いを呼んだが、結果的には良かったのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)