虐待に耐えかね実父を殺した3姉妹 正当防衛と認められない可能性も

そもそも父親は近所での評判も悪く、娘を虐待する非道な人物だった。

社会

2019/12/07 17:40


 

 

■正当防衛と認めるのは困難か

このほどその裁判が大きな注目のなかでスタート。法廷では少なくとも2014年にさかのぼって父親が姉妹を虐待していたことが確認された。

しかし今月3日の最新報道によれば、現在21歳と19歳の姉2人は殺人罪として有罪判決を受ける見通しで、8~10年の服役を命じられる可能性が高いという。また末娘のマリアに関しては精神科受診が義務づけられる模様だ。


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■「非常に遺憾」と弁護側

父親の長年の虐待がすべての発端であり、3姉妹は現在も心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるだけに、弁護側は「非常に遺憾だ」と述べている。

だが裁判においては事件に計画性があったこと、犯行当時の姉妹には確かな判断能力があったこと、そして父親の頭、首、胸など全身の30ヶ所を執拗に攻撃した残虐性などが重要視されているという。

ロシアではDVに対する防衛で起きた死傷事件もほかの事件と同様に扱われ、DV被害者の立場を守るような法律は存在しない。裁判のこの展開に活動家たちは怒りをあらわにしており、新たな抗議の動きが始まっている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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