「性転換手術を受けたせいで解雇された」 元男性が会社を提訴

解雇された理由は一体何だったのか。女性として生きる元男性と会社の主張は、完全に食い違っている。

2019/12/08 08:40

裁判所
(whim_dachs/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

男性として生きてきたものの、性転換手術を受け女性としての生活を始めた元男性がいる。しかしそれが原因で職場で不当な扱いを受けたとして、元男性は会社を提訴。「手術を受けた結果ひどく差別的な扱いを受けた」と主張しているが、会社は元男性の主張を完全に否定している。


 

■解雇されショックを受けた元男性

中国浙江省で暮らす元男性は、2018年秋に、女性として生きていくべく性転換手術を受けた。

それから数ヶ月が経った頃、元男性は何年も働いていた会社から春のボーナスを支給されず、大変なショックを受けたとのこと。そればかりか会社からは解雇を通告するメールが届き、その内容を読んだ男性は大変驚きひどく動揺したという。


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■差別を受けたとして提訴

ボーナスの未払い、そして解雇のタイミングにつき考えた元男性は、「性転換手術を受けたせいで不当な扱いを受けたに違いない」と確信。そこで弁護士を雇い、「平等に扱われるはずの職員の権利を侵害された」として会社を提訴した。

それが受理されさっそく審議が始まったが、会社側は「差別的な扱いなどしていない」「性転換手術を受けたからといってクビにしたのではない」と主張し、元男性の言い分を完全に否定している。

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■会社側の強気の反論
会社遅刻否定差別性転換解雇提訴主張トランスジェンダー性転換手術
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